ハローワークを初めて訪れたのは会社を辞めた時です。まだ20代だったので、会社を辞めたらいろいろな手続きがあるということを理解していませんでした。会社の上司と母親にハローワークに行くように言われたので、母親に付き添ってもらいながら行ってきたのです。失業保険の手続きをするように言われました。もちろん基本的には次の職場探しが目的です。しかし、当時の私は作家になりたいという夢を持っていたので、そんな夢を叶えてくれる職場は見つかりませんでした。そんなわけで、スムーズに失業保険受給の手続きができることになったのです。ハローワークにはたくさんの人が訪れていました。年齢層は様々です。20代の私よりも年上の人が多かったように思います。特に中高年男性が多く、あまり裕福な印象の人は居ませんでした。やはりみんな職探しのために訪れていたようです。当時はそこまで職にあぶれている人が多い時代ではなかったのですが、それでも相当な人数でした。きっと今の時代ならもっとたくさんの人が訪れていることでしょう。ハローワークには初回の手続きと次にもたしかもう一度くらい訪れたように記憶しています。あとは指定した口座に毎月支給額が振り込まれるという形でした。次の仕事が決まるまで永久的に支給されるわけではなく、一定期間となっているので、すぐに次の仕事を見つけなくてはなりません。一時的とはいえ、こんなふうにいくらかでも支給されるのはとても助かりました。というのも、当時は一人暮らしをしていたからです。職探しはインターネットでもできるので、その後は自宅のパソコンで様々な求人サイトや転職サイトも見てみました。いずれにしても、職を探せる場所が近くにあるということが分かっただけでも良かったです。その後は特に行く機会がなく訪れていませんが、また職探しをしたくなった時などにはお世話になるかもしれません。今はどんな職があるのか知りたい気持ちもあります。